当記事では上記のような疑問にお答えします。
どうも、こんにちは。元フリーターの複業家ジキ(@jikky_bongjing)です。
執筆者はこんな人
- 執筆者は元・フリーター(3年間)
- フリーターから正社員就職成功
- 本業と副業で年収1200万超え
- 人材業界に10年。就活事情に精通
- 中小企業診断士
中小企業診断士は、社会人から非常に人気があります。
実際勉強をすると、ビジネスで役に立つ考え方がたくさん学べるし、難関資格でもあるので、資格を持っていると一目置かれる存在になることが多いでしょう。
実は僕も中小企業診断士の資格を持っています。
ただ、フリーターが正社員就職するために取得するというなら、僕は反対です。
以下でその理由をご説明いたします!
ではみていきましょう!
フリーターが中小企業診断士をとるのをやめておいたほうがいいと思う理由
フリーターが就職のために中小企業診断士を取るのをオススメしない理由は以下の通り。
オススメしない理由
- 思っているより就活で有利にならない
- 独占業務がない
- 資格取得の勉強がかなり難しい
- 働いたことないと勉強内容がイメージできない
1つずつ説明していきます。
理由1:思ってるより就活で有利にならない
若干厳しい響きですが、事実です。
中小企業診断士の勉強をする過程で、経営に関する様々な理論を学ぶことになります。
社会人経験者が中小企業診断士を学ぶと、これまでの経験やスキルが、理論と結びつくことでレベルアップし、市場価値も上がり、転職で有利になることもあるかもしれません。
しかしフリーターだとそうはいきません。
中小企業診断士のフリーターは、ビジネス経験がほとんどないために、理論と実践が結びついていないため、「ただの頭でっかち」な状態です。
知識が役に立たないとまでは言いませんが、仕事で価値を発揮できるかどうかとは別にみられてしまうでしょう。
社会経験がない人は、知識よりも、「明るい」とか「気遣いができる」など、人柄を重視されるケースの方が多いのです。
理由2:中小企業診断士は独占業務がない
「資格とったら最悪自分一人で独立できるんじゃないか」と、思っているなら、それは大間違い。
中小企業診断士には独占業務がありません。つまり、「中小企業診断士だから」という理由で仕事が来ることはありません。
中小企業診断士として仕事をもらうには、ビジネスでの経験を積み、自分で、自分のスキルを売り込む営業力が必要なのです。
ちなみに、社労士には独占業務がありますが、それでも仕事がない社労士だっているんです。
ビジネス経験のないフリーターが中小企業診断士の資格を取ったところで、一つも仕事が取れないでしょう。
なので、潰しも効かない資格になってしまうのです。
理由3:資格の勉強は思ってるより難しい
何より中小企業診断士の勉強は難しいです。
合格まで一次試験+二次試験+面談がありますが、一次試験だけで7科目です。
経済学や簿記という数学的なセンスを要するものから、法務や中小企業白書のデータなど暗記する科目もあります。
また、読解力も求められる経営に関する科目や、工場での生産管理に関する科目もあります。
少なくとも、一次試験を合格するために、2年以上の勉強を覚悟したほうがいいでしょう。
それに、一次試験にやっと合格しても、地獄の二次試験が待っています。
合格率は、一次試験が20%。二次試験がさらに20%。2つ合わせれば、合格率はたったの4%です。
勉強したら絶対合格するって感じの試験でもなく、勉強を始めてから、取得まで5年以上かかる人も多いです。
そうして、なかなか合格できずに時間が過ぎていくと、若さという武器がなくなって、余計に就職できなくなってしまいますよ。
理由4:働いたことがないと勉強内容がイメージできない
中小企業診断士の勉強は、社会人経験者のほうが有利です。
理論で学んだことが、仕事の現場と結びつきやすいからです。
一方で、社会未経験のフリーターは理論を理論のままインプットするしかない状態で勉強することになりますので、正社員の社会人に比べて学習効率が悪いのです。
まとめると、「学習効率も悪い上に、難しくって、取っても独占業務はないし、就活には役に立たない。」ということになります。
フリーターが正社員就職のために中小企業診断士を取得するのは、あまりにコスパが悪いと思います。
フリーターは無資格で正社員になれるの?
・・・という不安を持っているかもしれませんね。
確かに、フリーターは就活の難易度が高いです。
でも結論を言うと、大丈夫です。
資格よりも若さを大事にしましょう
フリーターが就職するには、中小企業診断士の資格よりも「若さ」のほうが大事だと大事だということを分かっておきましょう。
25歳フリーターの無資格者と、30歳フリーターの中小企業診断士の資格保有者。
このスペックだけをみて、企業がどちらを採用するかと言われれば、25歳フリーターの無資格者の方を採用したい企業が多いはずです。
というのも、企業が社会未経験者のフリーターに求めるのは、資格ではなく、ポテンシャルだからです。
その企業でイチから頑張って、成長して、活躍できるようになるかどうか。
一言で言うと、稼げるようになってくれるかどうか、が大事なのです。
だから中小企業診断士の勉強をするよりも、今すぐ就活するほうが、はるかに合理的なのです。
ただしやり方を間違えれば、正社員就職はそれなりにハード
若ければ、すぐに正社員になれるかというと、そこまで甘いわけではありません。
求人の数には限りがあり、その限られた席を巡った競争なのにも関わらず、転職組には、スキルで勝てず、新卒組には若さで勝てないからです。
それに、フリーターは、就活に対する情報も圧倒的に不足しています。
新卒組もフリーターと同じように社会未経験ですが、大学の就職課が味方になったり、大量の就活友達の同級生がいるのです。
だから、自己分析のやり方、自己PRの方法、志望動機の作り方、社会人マナー、ウケがいい話し方、などの情報交換ができるのですね。
一方で、フリーターの就活は孤独です。だから情報がなく、合格までたどり着くのが困難なのです。
フリーターは就職に不利だという事実に変わりはないのです。
フリーターは就職エージェントを頼るべき話
ではどうするのか。
おすすめは、フリーターに強い就職エージェントを活用して、メンターをつけながら就活を行うという方法です。
フリーターに強い就職エージェントに無料で相談してみませんか?
就職エージェントとは、無料で利用できる就職支援サービスです。
就職エージェントとは
プロの就職アドバイザーとの面談を通じて、就活の準備(自己分析や履歴書作り)を進めたり、調べきれないほどたくさん企業がある中から「条件に合う企業」を探してくれたり、その企業に合格するために面接対策を行ってくれます。
フリーターは確かに就職が不利になりやすいですが、就職エージェントを味方につければ、全然就職率は変わってきます。
- フリーターに足りていない就活の情報を教えてくれる
- ブラック企業を選択肢から排除してくれる
- フリーターを受け入れるホワイト企業を紹介してくれる
- 面接で合格するためのノウハウを直接教えてくれる
- 面接対策を手伝ってくれて、常に改善していける
就職エージェントは、これらのサービスを全て無料で提供してくれるのです。
フリーターに強い就職エージェントってあるの?
あります。意外と選ぶのは簡単かもです。
というのも、世の中には14000以上のエージェントサービスがありますが、フリーターに強いエージェントは少しだけだからですね。
以下にフリーターに強い有名エージェント3つ紹介しています。口コミや評判もあるので是非ご覧ください。
フリーターに強いエージェント
- 就職Shop|大手運営の安心エージェント→日本最大手のリクルートが運営するエージェント。紹介できる企業数が抜群に多いのが特徴。関東圏、関西圏の20代にオススメのエージェントです。(評判・口コミ・レビューはこちら!)
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- ジェイック|厚生労働省お墨付きのエージェント→充実した就活講座を受けられます。社会未経験で自信がない方にはおすすめ!(評判・口コミ・レビューはこちら!)
上記3つの選定理由や詳細は以下の記事にまとめています。
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フリーターに強い就職サイト・就職エージェント5選【プロがおすすめ】
フリーターの自分が、正社員就職するためにはどんな就職サイトや就職エージェントを使うのがいいのかな。 上記のような疑問や悩みにお答えします! 本記事の内容は以下の通り。 フリーターに強い就職サイト・就職 ...
というわけで、今回は僕の経験と知識から、「フリーターが正社員就職をするために中小企業診断士を取るのはオススメしない」ということを解説してきました。
もしどうしても中小企業診断士の資格をとりたいなら、社会人になって、必要になってから取ればいいと思います。
きっと社会に入れば、理論と実践が結びつくので、今よりずっと学習効率も上がるはずです。
今はとにかく時間、そして若さを大切にして、今すぐ就活を始めることをオススメしますよ!
僕のフリーターから正社員就職成功の体験談はこちらからご覧いただけます。