
正社員として就職したい!けどどうやって自己PRしたらいいかわからない・・・
当記事では、上記の不安や疑問にこたえます。

この記事の筆者はこんな人
- 元・フリーターで空白期間は3年
- フリーターから正社員就職成功
- 本業と副業で年収1200万超え(成り上がり中 笑)
- 人材業界に10年。就活事情に精通
フリーターは、新卒就活生や社会人経験者と比べて、正社員就職を行う上で不利な立場。
だからこそ、面接や書類での「自己PR」はとても重要です。
面接で不利な立場を埋め合わせつつ、ライバルと差をつけなければ合格を勝ち取ることはできないからです。
自己PRには目的と型があり、その自己PRのセオリー通りに「フリーター」ならではの自己PRを作れば十分にチャンスがあるはず。
ということで今回は、元フリーターで、人材企業歴10年以上の僕が、フリーターであることを活かしつつ、面接官の心をぐっと掴む自己PRの作り方を解説します!
フリーターの自己PRのネタの考え方【無職でもOK】

まずは自己PRの目的を知りましょう!
前提:面接官が自己PRを求める理由や目的は?
面接官は、あなたに自己PRしてもらうことで、あなたの自慢話や、あなたがすごいという事実を知りたいわけではありません。
面接官が知りたいことはただひとつ。
「あなたが、企業に入った時に活躍できるかどうか」だけなのです。
具体的には以下の二つを兼ね備えた人材です。
- 人柄がその企業とマッチして長く働いてくれる
- 能力を生かして利益をもたらしてくれる

つまり、自己PRではこの条件を満たす人間であることを伝えればOKということです。
実は、面接の場では、学生も社会人もこれを知らずに自慢話ばかりする人が非常に多い。
ですから、新卒でもなく、社会人経験もないフリーターやニートだったとしても、自己PRのセオリーを押さえるだけでも十分に差をつけることができるわけです。
それでは、「自分は御社で活躍できる人材です」ということを、効率的に面接官に伝えるために、どう自己PRを作っていけばいいのか、解説していきます。
自己PRのネタを考えよう
自己PRでアピールする内容を考えるためには、4つのステップを踏む必要があります。簡単なので、ぜひやってみましょう!
- 企業のビジネスモデルを理解する
- 志望職種の役割を想像する
- どんな能力が求められるのか想像する
- 自分の強みを考えて企業のニーズとつなげる
では一つ一つ解説していきます。
1:企業のビジネスモデルを理解する
まずは、企業のビジネスモデルを理解するところから。
誰に、どんな便益や商品を提供しているのか。どのようにしてお金をもらっているのか。顧客からすると、何がお金を払う価値になっているのか。
会社ホームページや採用ページを見ながら想像して簡単に絵を描いてみましょう。
ただし、そこまで詳しく調べる必要はありません。ざっくりで構いませんし、たくさん事業がある企業はメインの事業内容のみでも結構です。
2:志望職種の役割を想像する
次に、その企業のビジネスモデルの中で、志望している職種はどんな役割を持っているのかを想像しましょう。
ビジネスモデルの絵の中で、どの部分を担当しているのか。
普段どういう仕事をして、誰と話して、どんな商材を扱って、どんな仕事をするのか、具体的にイメージしてみましょう。
ここが具体的にイメージできることが、自己PRの内容を考えるにあたって重要です。
もしイメージできない部分があれば、企業のヒトに質問しましょう。
3:どんな能力が求められるのか想像する
志望職種のヒトがどんな仕事をしているのか想像がついたら、次にどうすれば成果が出せるのかを想像しましょう。
そんなに難しく複雑なことを考える必要はありません。むしろここのハードルは低いほうが自己PR内容を考えやすくなります。
諦めないことが重要なのではないか。
ヒトと楽しく話せることが重要なのではないか。
笑顔が重要なのではないか。
これくらいで十分です。いろいろと多面的に想像してみましょう!
4:自分の強みを考えて企業のニーズとつなげる
その仕事で成果を出すには、どんな能力が求められるのかイメージ出来たら、自分の強みで当てはまるモノがあるかどうかを考えましょう。
当てはまるモノがあれば、その強みがアピールするべき内容です。例えば「統計学の専門的な知識」とか、そんなハードル高いモノである必要はありません。
例えば、
- 親身になれる
- チャレンジ精神
- 集中力
- 気遣い
- 向上心
- 負けず嫌い
- コツコツ努力できる など。

どんな会社にでも当てはまるような内容を選ぶと使い勝手もいいですよ。
そんな難しく考えなくてOKです。
とはいえ、ぱっと思いつかない方はまず以下の記事をご覧ください。
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既卒・フリーター・ニートが自己PRを書けない時の対策【例文付き】
当記事では、上記のような悩みにおこたえします。 既卒者が就活する場合、まず書類選考に合格することが第一の関門です。 しかし自己PRで何を書いていいのかわからない・・・という方も多いですよね。 そこで今 ...
フリーターが自己PRを作るための3つのステップ

自分は御社で活躍できる人材だということを面接官に伝えるために、必要な要素は以下3つです。
自己PRのポイント
- STEP1:結論
- STEP2:強みが活かされたエピソード
- STEP3:企業で強みをどう活かすか
この3つをこの順番で伝えることで、過不足なく面接官にアピールすることができます。
それでは一つ一つ見ていきましょう。
STEP1:結論
自己PRであっても、他の面接の質問に対する回答であっても、面接中はとにかく、「結論から答える」ことを意識しましょう。
結論から答えないと、途中で何の話をしようとしていたのかわからなくなったり、話が長くなってしまって、面接官からの印象がぼやけてしまったりすることが起きやすくなります。
まず結論から答えることで、相手の面接官もあなたの話を理解しやすくなりますし、また、あなた自身も結論を答えることで「質問には答えた」という安心感を得ることもできます。
自己PRでも、私の強みは◯◯です。というような形で、まずは結論から答えるようにしましょう。
【例文】
私の強みは、これをやると決めたらとことんやる、集中力です。
STEP2:強みが活かされたエピソード
結論を語ったら、次はその強みが活かされたエピソードを語ります。
なぜエピソードが必要かというと・・・・あなたの自己PRの信ぴょう性を高めるためですね。
面接というのは、なんだっていうことができます。
「論理的思考が得意です」「リーダーシップがあります」「真面目です」など。
ですから、自己PRの結論を話しただけだと、信ぴょう性がそもそも低いんですね。
だからこそ、エピソードを通じてリアリティーを面接官に伝える必要があるのです。
【例文】
私の集中力という強みがもっとも活かされたのは、大学の受験勉強です。
私は、高校2年生まで勉強するのが嫌で、テスト勉強すらせずに、成績は校内でも下位10%に入る感じでした。
そして、高校3年生になり、受験勉強モードに切り替える時に、「今本気出さないといつ出すんだ」と思い、勉強をすると決めました。
そこから1年間、一日も休むことなく、とにかく受験勉強をひたすらに続けることで、偏差値は20ほど上がり、校内の成績はトップ5に。
結果として●●大学に入学することができました。

その他、アルバイト経験などをプッシュするのもありです。
STEP3:企業で強みをどう生かすか
最後は締めのパート。ここがもっとも重要です。ここがなければ自己PRにはなりません。
自己PRとは、先述したように、「自分は御社で活躍できる人材です」と面接官にアピールすることです。
締めの部分で、「これまで語った自分の強みを会社でどう生かすことができるのか」を語ることで、これまで語った「強み」と「会社で活躍できること」がリンクします。
その強みを会社でだったらどう生かすことができるか、具体的にイメージしながら語りましょう。
【例文】
私は御社の営業職を志望しておりますが、営業力をつけるためには商品知識や、顧客とのコミュニケーション力、そして営業現場での説明の仕方などのノウハウなど様々なスキルが求められると思います。
私は御社に入社しましたら、自分の集中力という強みを生かし、誰よりも「営業」という仕事にはまり、誰よりも早く仕事を覚え、利益を生み出す営業として貢献します。
よろしくお願いします。

面接で話すことをイメージした例文です。文字に書く場合は、「御社」を「貴社」に変えたりなど、書き言葉用に変換してください。
ここは注意!自己PRを考える時に気をつけたい2つのポイント

自己PRでアピールする内容を考える時に、高学歴のプライドがあり、劣等感を感じやすい無職のあなただからこそ、余計に気をつけていただきたいポイントが2つあります。
- アピール内容は絞ること
- 背伸びせず、等身大の自分をアピールすること
一つ一つ詳細をご説明しますね。
注意点1:アピールする内容は絞ること
プライドが高ければ高いほど、自己PRで自分をよく見せたくなるものです。
さらに、特に無職(既卒やフリーターやニート)ということで、就活上の劣等感を持っていると、よりその傾向が出てきます。
ただ、その気持ちはグッと抑えていただきたいのです。
なぜか。
たくさんの要素を話してしまったら、面接官はあなたが何を伝えたいのかわからなくなります。
以下の例を見てみてください。
私は、非常にストイックで、根気強く、継続力があります。
また、日々トレーニングをして体力もあり、とことん突き詰める力を持っています。
話すのは得意なほうで、コミュニケーション力の高さはわたしの強みです。
少し極端な例かもしれませんが、面接官の立場に立つと、この自己PRは印象がかなりごちゃついてしまいますよね。
一方でこちらはいかがでしょうか?
私の強みは真面目なところです。
やると決めたら絶対にサボるということをせず、学校も習い事も一度も休んだことはありません。
本当に親からも友達からも、真面目だけが取り柄だなと言われるほどです。
こちらは、「真面目」の一点突破。すごくシンプルですが、頭に残りやすいのがわかりますよね?
面接官も覚えられることに限界がありますから、たくさんアピールすればするほど、印象に残らなくなってしまうわけです。
たくさんアピールしたくなる気持ちは非常にわかりますが、グッと抑えてアピール内容は絞るようにしましょう。
注意点2:背伸びせず、あくまでも等身大の自分で
また、自分を良く見せようとして話を盛りすぎてしまう方も多くいらっしゃいます。
しかし、嘘は後でバレると大変です。面接官は何人もの求職者と話をしていますから、なんとなく経験と勘で嘘かどうかはあたりがつきます。
そして面接官から「この話は嘘かも・・・?」と思われた場合、いろいろと突っ込まれた質問をされたりして大変です。
仮に嘘をついて運良く合格できても、後で整合性取るのも大変です。そして当然ですが、後でばれたら経歴詐称。もっと大変です。
アピールしたいという強い気持ちを持つことは大事ですが、等身大でいいんです。

面接官もそっちのほうが聞いていて気持ちいいはず。
そもそも、フリーターという時点で、即戦力として採用されるわけではないのです。
語れる経験がないなら、ポテンシャルを感じてもらう他ありません。
ですから面接時点で何かすごいことを成し遂げている必要はありませんよ
フリーターの自己PRの作り方まとめ

それでは今回の内容をまとめます。
まず自己PRの目的は、「企業があなたを採用するメリットを提示すること」

なんども言いますが、ここが分かっていないと、ただ自己満足の自慢話をするだけで終わってしまいます。
自己PRの目的は、その会社で活躍できるとアピールすること
自己PRのネタは以下のように考えましょう。
- 企業のビジネスモデルを理解する
- 志望職種の役割を想像する
- どんな能力が求められるのか想像する
- 自分の強みを考えて企業のニーズとつなげる
そして自己PRは下記3ステップで行うことによって過不足なく面接官に情報を伝えアピールすることができます。
自己PRのポイント
- STEP1:結論
- STEP2:強みが活かされたエピソード
- STEP3:企業で強みをどう活かすか
今回お伝えした自己PRのセオリーにのっとれば、フリーターでも十分にアピールすることができます。
ぜひあなたにしか語れない自己PRでライバルと差をつけ、正社員としての内定獲得を目指してください!
最短ルートで自己PRを作る方法
ただ、自分で自己PR考えるのも大変ですよね。自分のことなんて自分ではなかなかわからないものですし。

だから、正直時間もかかりますし、企業のニーズとはちょっとズレやすいです。
なので、あまり自分で自己PRを考えること自体そこまでオススメしていません。
僕も正社員就職する際は利用しましたが、オススメなのは、フリーターなどに強い就職エージェントです。
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上記3つの選定理由や詳細は以下の記事にまとめています。
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フリーターに強い就職サイト・就職エージェント5選【プロがおすすめ】
フリーターの自分が、正社員就職するためにはどんな就職サイトや就職エージェントを使うのがいいのかな。 上記のような疑問や悩みにお答えします! 本記事の内容は以下の通り。 フリーターに強い就職サイト・就職 ...

今回は以上です!
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