フリーターと正社員の間にはどれほどの格差があるのだろうか。
当記事では上記の疑問に答えます。
この記事の筆者はこんな人
- 元・フリーターで空白期間は3年
- フリーターから正社員就職成功
- 本業と副業で年収1200万超え(成り上がり中 笑)
- 人材業界に10年。就活事情に精通
フリーターをやっていると、「そのままで本当に大丈夫なの?」「正社員になった方がいいんじゃない?」「老後が大変だよ〜」など、親や兄弟や周りの友達、いろんな人に心配の声をかけられるのではないでしょうか。
ただ、そのほとんどが将来の心配であるために、今まさに実感がわかないことも多いことだと思います。
今回は、そんなあなたのために、「正社員とフリーターにはどれくらいの格差ができるのか」イメージできるように、わかりやすく解説していきます。
フリーターと正社員の7つの格差
正社員とフリーターの格差は以下の通り。
- 仕事内容
- スキル
- 給料
- ボーナス
- 休みの量
- 年金
- 社会的信用
それでは一つ一つ見ていきましょう。
格差1:仕事内容
まず正社員とフリーターでは仕事内容に格差があります。
正社員の方が、会社と強い契約を結んでいる分、長く働く可能性が高いため、価値ある仕事を任されやすいのです。
逆にいつ辞めてもおかしくないアルバイトに大事な仕事内容を任せることは難しいでしょう。
正社員が価値ある仕事に集中し、雑務を回避するために、非正規社員(アルバイトなど)がつかわれることがほとんど。
だから、非正規社員が行うのは力仕事だったり、事務作業だったり、誰でもできるようなことばかりなのです。
こうして、任せられる仕事の価値に差が出るのです。
格差2:スキル
任せられる仕事の価値に差が出るということは、仕事を通じて身につけるスキルにも差が出るということ。
スキルは、時間がかかって身につけるものであればあるほど、高く売れます。
企業は長く働く前提の正社員を雇い、長い時間をかけて企業にあるノウハウやスキルを習得させていく。
そうして、正社員は企業の競争力になっていくのです。
逆に、いつ辞めてもおかしくない非正規社員(アルバイト含む)には、そんな習得に時間がかかるスキルを教えないし、そんな仕事はやらせません。
だから、非正規の社員に覚えさせる仕事は、せいぜい1ヶ月働けばできるようになる仕事ばかりなはずです。
そして当然、短期間で身につけられるスキルは高く売れません。
こうして、正社員とフリーターの持つスキルの価値にも、圧倒的に格差が生まれるのです。
格差3:給料
正社員は時間をかけて価値あるスキルを学んでいきます。
それはつまり、社員としての価値が高まっていくということだから、時給も上がっていきます。
年次でも給料は上がるし、役職がついても給料が上がる。それが正社員です。
かたや雑用がメインの仕事になってしまうフリーターは価値あるスキルが学べません。
だからいつまでたっても、売り物が「体力」と「時間」のみ。
時間が経てば体力は衰えるため、給料の良い体力仕事ができなくな理、次第に時給が下がっていくことでしょう。
正社員は給料が上がっていく。フリーターは給料が下がっていく。
こうして両者の格差は広がっていくのです。
仕事内容に格差がある→スキルに格差が出る→給料に格差が出る
格差4:ボーナス
正社員にはボーナスという特別な収入がある場合が多いです。
ボーナスがある会社では年に2回、月給とは別にまとまったお金を得られます。
企業によっては1回で50万とか、100万以上もらえることも。
フリーターにはこうした臨時収入的なものがありません。
こうして、フリーターと正社員の間の経済力の格差は広がっていきます。
格差5:休みの量
正社員は休みが増えていきます。
有給休暇といって、給料をもらいながら休める日数が勤めれば勤めるほど、どんどん増えていくのです。
初年度は通常10日しか与えられませんが2年目は11日、3年目は12日、4年目は14日、5年目は16日、6年目は18日、7年目以降は20日もらえます。
20日の有給休暇というのは、週休二日の会社だと、ほぼ1ヶ月丸ごと休みにしても給料がもらえるという計算になります。
お盆や正月休みだってあります。
今は副業をOKとしている会社もあり、有給や連休をうまく使って、別に稼ぐことも可能。
正社員として身につけたスキルを使って、休みに稼ぐなんてこともできる時代です。
かたやフリーターは働かなければ給料は0。
生活をつなぐために、いつまでたっても一定量働く必要があるのです。
一見自由そうに見えるフリーターですが、正社員の方が長期スパンで考えると時間的な自由が増えてくるといってもいいかもしれませんね。
格差6:年金
正社員が老後もらえる厚生年金が、国民年金に比べてかなり手厚い。
国民年金で、老後もらえるお金は、月せいぜい55,000円程度。
それに対し、厚生年金は、男性だと平均月17万程度、女性だと10万程度。
もちろん毎月納める必要がある金額は、国民年金よりも厚生年金の方が金額は大きいのが一般的ですが、厚生年金の場合、企業がそのお金の半分を出してくれます。
国民年金は、毎月全額自分で納めることになろ、もらえるお金は多くありません。
厚生年金は、毎月企業が半分納めてくれて、もらえるお金は大きいわけです。
こうやって老後の生活にも、年金の額で格差が生まれるのです。
格差7:社会的信用
フリーターは社会からの信用がゼロ。かたや正社員は非常に信用されやすいのです。
となると、融資にも差が出てきます。
正社員はフリーターに比べてクレジットカードも作りやすいですし、何より住宅ローンが組めるメリットが大きい。
住宅ローンを組めると持ち家を買うことができます。
持ち家は賃貸と違って、ローンさえ支払い切れば自分のものです。
固定資産税は発生しますが、毎月の家賃からは解放されます。
老後の固定費が下がるということになりますから、老後のお財布事情に大きく影響することはいうまでもありませんよね。
正社員になる?若いうちにしこたま稼ぐ?
さて、正社員とフリーターの格差についてお分りいただけましたでしょうか。
思った以上に、格差が大きいと感じたのではないでしょうか。
そんな格差が嫌だと感じたのであれば、フリーターに残された道は2つ。
今すぐ正社員になるか、若いうちに稼ぐか。です。
残された道1:正社員になる
正社員になんてなれるの?っていう人もいるでしょう。
実際に就活に挫折してフリーターをやっている人も多いことでしょう。
でも、いまは労働人口が減少して、企業が人材を確保したい時代。
フリーターから正社員になりやすい時代なのです。
ただ自分一人で就活しても、ほぼ書類選考で落ちて面接で企業の人に会うことすら叶わないことでしょう。
「話が違うじゃないか!」と思ったかもしれませんが、やり方が間違っているのです。
フリーターはそもそも新卒より社会人経験者より不利な立場だと言われています。その上、就活に関する情報も持っていない就活弱者です。
そんなフリーターが一人で就活すると不利になって当然です。
だから王道としては、フリーターの正社員就職を支えるプロを味方につけることです。
フリーターに強い就職エージェントに無料で相談してみませんか?
就職エージェントとは、無料で利用できる就職支援サービスです。
就職エージェントとは
プロの就職アドバイザーとの面談を通じて、就活の準備(自己分析や履歴書作り)を進めたり、調べきれないほどたくさん企業がある中から「条件に合う企業」を探してくれたり、その企業に合格するために面接対策を行ってくれます。
フリーターは確かに就職が不利になりやすいですが、就職エージェントを味方につければ、全然就職率は変わってきます。
- フリーターに足りていない就活の情報を教えてくれる
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- フリーターを受け入れるホワイト企業を紹介してくれる
- 面接で合格するためのノウハウを直接教えてくれる
- 面接対策を手伝ってくれて、常に改善していける
就職エージェントは、これらのサービスを全て無料で提供してくれるのです。
フリーターに強い就職エージェントってあるの?
あります。意外と選ぶのは簡単かもです。
というのも、世の中には14000以上のエージェントサービスがありますが、フリーターに強いエージェントは少しだけだからですね。
以下にフリーターに強い有名エージェント3つ紹介しています。口コミや評判もあるので是非ご覧ください。
フリーターに強いエージェント
- 就職Shop|大手運営の安心エージェント→日本最大手のリクルートが運営するエージェント。紹介できる企業数が抜群に多いのが特徴。関東圏、関西圏の20代にオススメのエージェントです。(評判・口コミ・レビューはこちら!)
- ハタラクティブ|実績が非常に優秀なエージェント→正社員成功率80%超の実績があります。全国に幅広く拠点があります。(評判・口コミ・レビューはこちら!)
- ジェイック|厚生労働省お墨付きのエージェント→充実した就活講座を受けられます。社会未経験で自信がない方にはおすすめ!(評判・口コミ・レビューはこちら!)
上記3つの選定理由や詳細は以下の記事にまとめています。
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フリーターに強い就職サイト・就職エージェント5選【プロがおすすめ】
フリーターの自分が、正社員就職するためにはどんな就職サイトや就職エージェントを使うのがいいのかな。 上記のような疑問や悩みにお答えします! 本記事の内容は以下の通り。 フリーターに強い就職サイト・就職 ...
僕のフリーターから正社員就職成功の体験談はこちらからご覧いただけます。
残された道2:若いうちにめちゃくちゃ稼ぐ
フリーターの場合、体力がある今が時給のピークだと考えた方がいいでしょう。
だから、正社員にならないのであれば、今のうちに少ししんどくても稼げる仕事をしてお金を貯めておくべきです。
私がフリーターがお金を稼ぐならこれが最も効率的なんじゃないかと思う方法は下記にまとめています。
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就職したくないフリーターがお金を稼ぐ方法【複数の方法を紹介】
当記事では、上記のような悩みにお答えします。 おそらく同じことを考えている方が多いと思います。僕も元フリーターですが、フリーターになって2年くらいずっとそう思ってました。 結局僕は重い腰を上げて正社員 ...
さいごに元フリーターの私の経験を語る
ちなみに、僕も元フリーターです。フリーター歴は3年。そこで正社員になることを決めました。
やりたいことがなく、プライドだけが高かったが故に、サラリーマンになりたくなくてフリーターになったわけですが、結果私は借金まみれになってしまっただけでした。
まとまったお金も入らないフリーターでは借金も返せず、本当に暗い気持ちでフリーター生活を送っていましたが、今は正社員になって10年以上たちます。
正社員として若いうちは窮屈で、いろいろ指示されるのも辛かったし、しんどかったですが、今は管理職になることができました。
いろいろ任せられることが多くなり、責任は大きいけど、仕事は楽しいし、やりがいもあります。
ボーナスが入ったことで借金も返済できました。
それに、借金の記録はあるものの、住宅ローンも組めて、持ち家を持っています。
結婚もできて子供も養えています。
ビジネススキルもかなり身につきました。いま独立しろと言われてもなんとかやっていける自信はあります。
老後も安心で、そこまで不安もありません。
僕は、この正社員である状況の喜びを伝えるために、このような記事を書いています。
なにより嬉しかったのは親が安心したこと。そして孫の顔をみせることができたことです。
個人的には、最高の親孝行ができたと感じています。
自分の行動を変えることは大変かもしれませんが、やってみてダメだったらまた戻って考えればいいと思います。
何も動かなければ、ずっとそのまま。
ちょっとでも動けば、今後ヒントが得られることでしょう。
何か変えたいと思ってこの記事を読んでくださっているのであれば、今がチャンスだと思います。
ぜひ、行動してみてください。
応援しています!