フリーターから正社員就職したいんだけど、さきにFP(ファイナンシャルプランナー)の資格とか取っておいた方が有利になるのかなぁ。
当記事では、上記の疑問に答えます。
この記事の筆者はこんな人
- 元・フリーターで空白期間は3年
- フリーターから正社員就職成功
- 本業と副業で年収1200万超え(成り上がり中 笑)
- 人材業界に10年。就活事情に精通
社会未経験のフリーターから正社員就職を考える場合、何かと資格をとっていた方がいいのではないかと考える人は多いです。
FP(ファイナンシャルプランナー)はその中でも、比較的短期間で気軽に取れることから、その候補にあがりやすい資格です。
ただし、冒頭から断言します。
ファイナンシャルプランナーの資格をとっても正社員就職で有利になることは、ほぼありません。
ちなみにボクは人材系の企業に10年勤めているので、人事の採用基準には精通しています。また、元フリーターから正社員就職した経験があり、フリーターが就職するときの企業側の反応もかなり良くわかっていますので、適当に言ってるわけではありません。
そんなボクが、「FPとっても意味ない説」を断言している理由を解説していきます。
フリーターがFP(ファイナンシャルプランナー)をとっても就職では有利にならない理由
理由は以下の通り。
- ポテンシャルを示すには役不足(3級)
- 名称独占の資格のため、FPじゃないとできない仕事はない
- 結構持ってる人が多いので目立たない
- 人事からすると「そうじゃない感」がある
一つずつ補足していきますね。
ポテンシャルを示すには役不足(3級)
まず社会未経験のフリーターが正社員就職するときに、人事から最も重視される項目はほぼ確実に「ポテンシャル」です。
伸びしろです。
企業からすると、本当はすぐに戦力になる即戦力人材が欲しいんですが、即戦力人材っていうのはなかなか簡単に採用できるものではありません。
だから、特にフリーター採用を行なっている企業に関しては、「未経験者を自社で育てる」ということを考えているわけです。
なので、企業からすると重要になのは「どれだけ成長してくれるか」
そんな中、ファイナンシャルプランナーでも特に3級に関しては、難易度も低く、100時間程度の勉強で合格できる資格です。
お金にまつわる仕事をするには専門性も不足しており、企業の人事にポテンシャルを示すには役不足です。
1級・2級ならポテンシャルは示すことができるかもしれませんが、取得に時間がかかるので、コスパ悪いですよね。
名称独占の資格のためFPじゃないとできない仕事はない
ファイナンシャルプランナーの資格は、資格を持っていないとできない「独占業務」が存在しません。
名称独占と言って、ただ単に「FPを名乗ってもいいよ」となるだけです。
なので、「FP」が採用の決め手になることはありません。
結構持ってる人が多いので目立たない
FPは気軽に受けられる教養資格です。
確かに人生の役には立つかもしれませんが、持ってる人も多いので、目を引くほどのインパクトはありません。
履歴書に書いたところで、スルーされることも多い資格です。
ボクなんて簿記2級持ってたのに完全スルーされました笑
人事からすると「そうじゃない感」がある
先ほども言ったように、人事が未経験者に求めるのは「ポテンシャル」です。
少しそのポテンシャルを分解すると、「能力」「若さ」「やる気」あたりです。
ただ、面接で「能力」を見極めるのは非常に難しいので、「若さ」と「やる気」がメインの評価項目になります。
だからこそ、人事にとって大事な「若さ」と引き換えに「資格」を取得し、少しでも有利を獲得しようとしているのを人事が見ると、
そうじゃないんだよなぁ・・・
ってなります。
なので、下手に話すとマイナスの印象につながる可能性すらあります。
フリーターがFP(ファイナンシャルプランナー)を取得するメリットは?
ここまでFPを一方的に叩いてる感じになっているので、ある意味不平等ですよね笑。
なので、フリーターがFPを取得するメリットについても触れておきましょう。
メリット1:お金への興味関心の根拠になる
あなたがお金関連の仕事につきたいと考えている場合、「お金に興味があります」と口で言うだけよりも「FPも取得しています」と伝えた方が説得力があります。
メリット2:努力できる根拠になる
社会未経験のフリーターに対して、企業の人事は「本当に頑張れるんだろうか・・・」という不安を感じる場合が多いです。
そんなときに資格取得の経験があると、目標達成に向けた努力ができるという証明になります。
メリット3:正社員のありがたみがわかる
ファイナンシャルプランナーの勉強をすると、いかに正社員という立場が、お金の面で守られているかがわかります。
年金にしろ、保険にしろ、明らかにフリーターとは異なる待遇を持っているのが正社員。
その辺りの知識を抑えることによって、正社員のありがたみがわかり、就職するモチベーションが上がるメリットはあるでしょう。
ただやっぱりメリットは少ない
3つほどメリットを捻り出しましたが、これら全てにおいて、正社員就職する上では特になくても良いものです。
お金関連の仕事なら余計に面接官はFP取得者を見慣れているので、埋もれやすくなります。
また、別に資格を取得せずとも、アルバイトや学生時代の部活動などの話で、努力ができるアピールは可能でしょう。
それに正社員のありがたみがわかるのは間違いないですが、知識面はググったらオッケーです。
何より大切な「若さ」と引き換えに資格取得する方がもったいないです。
まとめ:ファイナンシャルプランナーの資格よりも「若さ」のほうが遥かに大事
結論ですが、フリーターが正社員就職する場合、「FPの資格」よりも「若さ」の方が大事です。
圧倒的に大事です。
アピールできるFP2級や1級を取得するとなると、どれだけ効率よく勉強しても1年以上はかかるはずです。
ただ人事が求職者に求める要素としての重要度を比べると、
「若さ」>>>>>>>>>>>>「FP」
つまり、1年早く就活を始めたほうが、絶対に良い企業に入ることができます。
正社員就職においては、「若さ」はそれほどに重要な要素なのです。
FP勉強するくらいなら「就職エージェントを活用する」方が100倍内定取りやすいです
純粋にFPを勉強したいなら、それはあなたのやりたいことですから、全く止めるつもりはありません。
でも、就職のためにFPを取ろうとするなら、それはオススメしません。
だとすれば、ファイナンシャルプランナーの資格を取るよりも、フリーターに強い就職エージェントを活用した方が、はるかに正社員就職の成功確率が高まります。
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