既卒でフリーター(ニート)だから自己PRが書けない。
自己PRに何を書いていいのかわからない。。。
当記事では、上記のような悩みにおこたえします。
この記事の筆者はこんな人
- 元・フリーターで空白期間は3年
- フリーターから正社員就職成功
- 本業と副業で年収1200万超え(成り上がり中 笑)
- 人材業界に10年。就活事情に精通
僕は元フリーターで、就活をして人材業界に入りましたので、既卒の事情にも、面接官側の事情にも精通しています。
既卒者が就活する場合、まず書類選考に合格することが第一の関門です。
しかし自己PRで何を書いていいのかわからない・・・という方も多いですよね。
そこで今回はそんな悩みを解決すべく、僕の人材業界に勤めた経験から、下記の3本立てで解説していきたいと思います。
- 自己PRに書くネタを考えよう
- ネタがない場合はどうすればいいのか
- 自己PRの書き方
では、以下ご覧ください。
既卒・フリーター・ニートが自己PRを書けない時の対策【例文付き】
まずよく勘違いされていることですが、自己PRに書く内容ってなんだと思いますか?
自分の強み?
自分の過去のすごい経験?
そうだと思った方は、大間違い。
自己PRに書く内容は「私は御社で活躍できますよ!」というアピールです。
決して、「私は優秀ですごい人材です!」というアピールではないということです。
企業が採用したいのは、「すごい人」ではありません。
企業が採用したいのは、「その企業で活躍できる人材」です。言い換えれば、企業として「採用するメリットのある人材」なのです。
まずここを押さえた上で以下に進んでください。
1:自己PRに書くネタを考えよう
ではここから具体的に自己PRの考え方について解説します。
大事なことなので、もう一度言いますね。
自己PRに書く内容は「私は御社で活躍できますよ!」というアピールです。
たとえば、極端な例を出すと、ほとんど話すことがない仕事の求人に対して、「漫才で鍛えたトーク力」をアピールしたり、あるいは頭を使うデスクワークに対して「野球部で培った体力や筋力」をアピールしても効果が薄いということです。
工場の製造職に対して
「私の強みはトーク力です。私は漫才サークルに4年間所属し、トークの切り返しの瞬発力を鍛えてきました。」
なんてアピールしても、そもそもでアピールするポイントがズレてるわけです。
もし一般的な製造職に対してアピールするなら、「正確さ」「丁寧さ」「細かい作業が得意」などのアピールの方が効果的です。
【良い例】・・・営業職に対して
例えば自己PRの良い例としては以下のような流れです。
私の強みは聞き上手なところです。そのため、私は男女問わず多くの友人から、恋愛や将来の悩み事まで相談されます。
私はこの強みを生かし、お客様から本音を引き出し、本当に相手の役に立つ提案ができる営業マンとして貴社に貢献していければと考えております。
「私は聞き上手だ→営業職として活躍するためには聞く力重要だ→私は活躍できる人材である」という一本の軸が通っているかと思います。
自己PRで書く内容を考えるのであれば、まず「自分は御社の仕事で活躍できる人材だ。」「御社にとってメリットのある存在だ。」という相手視点のアピールを考えましょう。
という前提で、アピールする内容を考えるステップは以下の通り。
アピールする内容を考えるステップ(相手の企業が特定の企業の場合)
- STEP1:その企業で募集している仕事の働き方を想像する
- STEP2:どんな力があると活躍できるかいくつか考える(ハードルは低くてOK)
- STEP3:自分の中にアピールできることがないかを考える(ハードルは低くてOK)
仕事内容から、逆算する発想です。
アピールする内容を考えるステップ(相手の企業が不特定の場合)
複数企業とのマッチングイベントに出る際や、就職エージェントに自己PRを提出する場合など、ウケる企業がまだ特定できていない場合は、自分が希望する職種での働き方を想像するところから始めるとうまくいきます。
- STEP1:希望する職種がどんな働き方をするのか想像する
- STEP2:どんな力があると活躍できるかいくつか考える(ハードルは低くてOK)
- STEP3:自分の中にアピールできることがないかを考える(ハードルは低くてOK)
大事なのは、高尚な能力をアピールする必要はなく、ハードルは低くてもオッケーだということです。
負けず嫌い!とか、根性!とか、集中力!とか、明るい性格!とかでも十分。
その能力がすごいかどうかではなく、その能力が生かされるシーンをイメージできているかどうかが大事です。
既卒か、既卒じゃないかってことは、自己PRの内容を考える上で、関係がないのです。
ただ、自分の人生でアピールできることなんてないな・・・なんて人もいると思います。
そんな人は以下の対策をしてみてください。
2:自己PRのネタがない場合はどうすればいいのか
まず、最初に重要な前提をお伝えしますが、あなたが社会未経験の場合、
企業は、「能力」よりも「人柄」を重視する傾向にあります。
能力の高い人材を採用しても、活躍する前に、すぐにやめてしまったら、企業にとってはコストでしかありません。
ちゃんと人柄が社風とマッチしていて、長く続けてくれるということが企業にとっては非常に重要なのです。
ですから、無職フリーターでもニートでも十分にネタは作れるということです。ぜひ安心して、これからお伝えする3つの方法で考えてみてください。
方法1:ハードルを下げる
まず設定しているハードルを下げましょう。
何か一つでも夢中になったことがあるものがあれば、「一つのものにかける集中力」と言っちゃっていいですし、誰かにたまに相談されるのであれば「聞き上手」がアピールできるかもしれません。
誰かに過去褒められたことが一つでもあれば、それをアピールするのもいいでしょう。
とにかくそんなに大げさに考えないで、ひねり出してみましょう。
方法2:能力ではなく、性質を考える
コミュニケーション力!とか、発想力!とか、人を惹きつける力!とか、「能力の高さ」で自己PRを考えるとなかなか思いつかないものです。
そんな時は、協調性、主体性など、性格的なもので自己PRを考えるもの手です。
性格のアピールでも十分に自己PRのネタになるものです。
方法3:フリーター・ニートとして過ごした空白期間の後悔の強さをアピールする
上記の方法で考えても、それでも自己PRできるネタがないという方に最終兵器。
今フリーターやニートから正社員になろうとしているそのエネルギーをアピールするという手段です。
【例文】↓
私の強みは、フリーターとして過ごした空白期間への後悔の強さです。当時は就活から逃げてしまったのですが、そのまま逃げ続けてしまった自分が悔しくてたまりません。私はこの悔しさをバネに、誰よりも仕事量をこなし、誰よりも成長速度を高めていくつもりでおります。
フリーターやニートであることが生かされていますから、新卒や社会人経験者には語れない、独自性のある内容になります。
これでも立派な自己PRになるということです!
3:自己PRの書き方
自己PRでアピールする内容が決まったら、次は、書き方です。
自己PRには型があります。その型を守りさえすれば、過不足なく効果的な自己PRを書くことができます。
その型は以下です。
自己PRの書き方
STEP1:「結論」
STEP2:「強みを培った経験」or「強みが生かされた経験」
STEP3:「強みを入社後どう生かすか」
この型に従えば過不足なく、効果的な自己PRを作ることが可能となります。一つ一つ簡単に説明します。
STEP1:結論
まずは、アピールしたいことが何なのか、わかりやすく結論から伝えるようにしましょう。
【例文】
私の強みは、協調性です。
STEP2:「強みを培った経験」or「強みが生かされた経験」
自己PRというのは、書こうと思えばなんだって書くことができる上に、非常に抽象的なものです。
例えば「私はリーダーシップがあります。」「私は協調性があります。」と言っても、これを見る企業側からすれば、まず根拠がありませんから、信ぴょう性が低いですよね。
しかも、リーダーシップも協調性も、具体的にはどう会社に役立つのかイメージするのが難しい。
ですから、少しでも信ぴょう性を高めるためにも、より自分の強みを相手にイメージしてもらうためにも、実際にあった具体的なエピソードを絡めて伝えると効果的です。
語るエピソードは、強みを培った経験でもいいし、その強みが生かされた経験でも構いません。
【例文】
その強みが最も生かされたのは、居酒屋のアルバイトです。私はアルバイトリーダーとして、常にスタッフとよくコミュニケーションをとり、それぞれの得意不得意や性格を把握するようにしています。
そのため、お店がどれだけ忙しくなっていても、メンバーがモチベーション高く保ち、強みが発揮されるように裏方から声がけすることで、チームワークが発揮され、綺麗にオペレーションを回すことができます。
ちなみに、自己PRは100文字でと言われたり、場合によっては500文字でと言われたり、求められるボリュームが企業によって異なるケースもあります。
その場合、自己PRのボリュームはここのエピソードの部分を調整するようにしましょう。
STEP3:強みをどう生かすか
結論の部分とエピソードの部分で強みのアピールは済んでいますから、今度は「強みをどのように会社で生かせるのか」を相手にイメージしてもらう必要があります。
このパートはいわゆる自己PRの締めのパート。
自己PRとは、「自分は御社で活躍できる人材です」というアピールですから、結局この締めのパートが最も重要だとも言えます。
【例文】
私は営業職を志望しておりますが、自分の強みを生かし、社内の方々を巻き込み、チームワークを発揮することで、お客様に最高の価値を提供できるような営業マンとして貴社に貢献していきたいと考えております。
自己PR例文まとめ
すべての例文をつなげるとこんな感じです。
私の強みは、協調性です。
その強みが最も生かされたのは、居酒屋のアルバイトです。私はアルバイトリーダーとして、常にスタッフとよくコミュニケーションをとり、それぞれの得意不得意や性格を把握するようにしています。
そのため、お店がどれだけ忙しくなっていても、メンバーがモチベーション高く保ち、強みが発揮されるように裏方から声がけすることで、チームワークが発揮され、綺麗にオペレーションを回すことができます。
私は営業職を志望しておりますが、自分の強みを生かし、社内の方々を巻き込み、チームワークを発揮することで、お客様に最高の価値を提供できるような営業マンとして貴社に貢献していきたいと考えております。
一応どんな場合でも使えるような例文になっていますが、実際書く場合はもっと具体的で構いません。
自己PRが書けないフリーターやニートが取るべき対策まとめ
今回は、自己PRがかけないというフリーター(ニート)のあなたに向けて、下記3本立てで解説してきました。
- 自己PRに書くネタを考えよう
- ネタがない場合はどうすればいいのか
- 自己PRの書き方
何よりも大事なのは、自己PRは自分の凄さを語るのではなく、「企業へ提供できるメリットを語る」ということです。
そして社会未経験の方に企業が求めているのは能力よりも人柄です。
ですから高尚な能力をアピールする必要なんてありません。ハードルは下げて考えましょう。
そして自己PRを書くときは、以下の3つのステップで書くと過不足なく効果的にアピールが可能です。
自己PRの書き方
STEP1:「結論」
STEP2:「強みを培った経験」or「強みが生かされた経験」
STEP3:「強みを入社後どう生かすか」
ぜひ、今回ご紹介した自己PRの型などを参考にしていただき、オリジナルの信ぴょう性の高い具体的な自己PRを行ってください!
・・・とまぁここまで読んでみて、
自分で作るの大変だぞ・・・・
と思った方も多いのでは?
そのような方は、自己PRを作るのだけでなく、あなたを受け入れてくれる企業探しなども無料で手伝ってくれるサービスがあることをご存知ですか?
そのサービスとは、就職エージェントサービスです。
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上記3つの選定理由や詳細は以下の記事にまとめています。
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今回は以上です!
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