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今回は、あのホリエモンチャンネルに出演されている堀江さんの相方こと寺田有希さんが書かれた「対峙力」という本のレビューを書いていきます。
結論から言うと、めちゃくちゃいい内容の本でした。
勉強になるし、すごく共感できるし、めちゃくちゃ勇気がもらえる本でした。
対峙力の内容について

構成は以下の通りです。
- 序章 対峙力で人生を変える
- 第1章 誰に対してもひるまないスキルを身につける─「人」との対峙
- 第2章 いつでも必要とされる存在になる─「仕事」との対峙
- 第3章 信頼できる自分に変わる─「自分」との対峙
- 第4章 自分の可能性を広げる─「夢」との対峙
- 終章 対峙力で開ける、新しい未来
前半はコミュニケーションスキルの話
まず、1章で寺田有希さんが、堀江貴文さん始め、大物にも臆さずに、堂々とコミュニケーションをとっているそのスキルやスタンスのコツが学べますが、ボリュームでいうならばこれが半分くらい。
「格上相手とのコミュニケーション」で悩んだ経験って誰もが一度はあると思います。
例えば、







など、いろいろ考えてしまいますよね。
寺田有希さんもまさに同じような悩みを抱えていたようです。
それでも堀江さんに食らい付き、時間をかけて必死に克服されてきた経験とそこで得たノウハウが序盤で書かれてありました。
さてこの本の面白いところはここからです。
本のタイトル通り、コミュニケーションスキルの話が主題かと思ってこの本を手に取りましたが、本当の学びは、実は違うところにありました。
後半は「くすぶり人生・コンプレックスからの脱出」の話
確かに序盤は、寺田さん流のコミュニケーション術(大物相手でも対峙するスキル)が具体的に書かれてありますが、全体を読めば全く異なるストーリーの本であることに気がつきます。
どのような本かというと・・・↓
寺田さんが全然思い通りにいかない人生の中で、仕事や自分と向き合い続け、「対峙力」という自分の意外な適性を見つけて、徹底的に努力し、自信をつけ、コンプレックスを乗り越え、改めて夢に挑戦しようとしている生き様が書かれた本でした。
くすぶった人生から脱出するようなそんな話。

人見知りで小心者で、だけど、どこか野心家で。
でも行動力はなくて、なかなか人より抜きん出ることができずにいて。
どうしてもスターになりたくて、でもなれなくて。
自分は特別だと思いたくて、でもどうやら違うようで。
でもそれは認めたくなくて・・・。
だんだん自分の長所より、人の欠点を探しながら自分の居場所を探すようになって。
そんな誰もが経験したことがあるくすぶった感情を、きっかけと努力で乗り越えた彼女のリアルな物語が赤裸々に書かれてありました。
対峙力を読んでの率直な感想

月並みですが、超よかったです。名著です。
箕輪さんか誰かがTwitterで呟いているのを見て即ポチした本でしたが、ほんとよかった。
と言うのも、自分とめちゃくちゃ重なったんですよね。
僕も若い時から経営者になりたかった。かっこいいリーダーになりたかった。でもそこまでの器量と行動力がなくて。
でも、それなりに自分には自信もあって。でも何かに裏付けられているわけでもなくて、たまに不安になって。
表舞台で、目立って、スポットライトを当てられたいけど、どうやら裏方の方が得意で。
ゼロからイチを生み出したいけど、どうやら「1→100」の方が得意で。
野望と才能が乖離していて、なかなか思い通りにいかない。
やるやると言うものの、なかなか実行できない。
もちろん寺田さんとは状況は違いますが、ページめくるたびに「わかるわ・・・」と共感しながら読めました。
寺田さんがコンプレックスを感じて、クヨクヨして、能力が発揮できずにくすぶっている時の感情が、細かく、言語化されてました。
そして、一歩外へ踏み出し、コンプレックスたちを乗り越えるときの「恐怖」も、細かく表現されていました。
だからこそ、共感できたし、めちゃくちゃ勇気がもらえる内容でした!
著者の寺田さんはそれほどまでに、自分と向き合ったってことだと思います。
この本は、ボクの中では紛れもなく、名著です。
読めばわかりますが、絶対にサクッとは書けない内容です。
むちゃくちゃ時間をかけて、自分の心と対話し、細かく細かく言語化したからこそ書けるような内容だと思いました。
内容は、むちゃくちゃ濃いです。
1500円くらいで買えて、ここまで勇気がもらえるなんて、、、、。
感動しました!ありがとうございました!
この本のおすすめ度
超絶おすすめ!