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今回は「ココナラ」というスキルマーケットで仕事を発注する際のコツについて。
結論から言うと、おひねりの活用です。
※おひねりとは、発注金額に追加して投げ銭をするシステムのことです。
なぜココナラでの「おひねり」が重要なのか
理由としましては、おひねりは、仕事をしてくれる方々の力を引き出してくれるからです。
ポイントは3つあります。
- 褒められたら頑張る習性
- 返報性の原理が発動する
- おひねりを出す人が少ないため、レバレッジが効く
褒められたら頑張る習性
まず単純に褒められたら頑張りますよね。
おひねりを渡すと、相手は「自分の仕事が認められた!」と感じ、頑張ってもらいやすくなります。
返報性の原理が発動する
また、人には返報性の原理という心理があります。
返報性というのは、「何か相手に施しを受けたら、お返ししなくてはいけない気持ちになる心理」のことを指します。
つまり、おひねりを渡したら、「その分をお返しせねばーーーー!」という気持ちになってもらえるのです。
そして、次が大事。
おひねりを出す人が少ないため、レバレッジが効く
ココナラでおひねりを出す人はごくごく稀です。ほとんどの人は活用しません。
ですから、おひねりは希少価値があり、金額以上の効果を発揮してくれます。
てこの原理のように、100円のおひねりが、1000円分になって返ってきたりするのです。
おひねりをあげる金額はどれくらいがいいの?
上記で解説してきたように、チップ文化がない日本人はおひねりの活用率が低く、おひねりの希少価値は高いのです。
そのため、がっつりレバレッジが効きます。
だから発注金額の10〜 20%程度で十分だと思います。
3万円の仕事だったら、3000円〜5000円程度ですね。
ぼくは大体10%分のおひねりを想定して、予算を伝えるようにしています。
ポイントは最初からおひねりも予算に組み込んでおきながら、おひねりを抜いた分を予算として相手に伝えておくという点です。
例えば以下のようなイメージです。
- 本当の予算:10000円
- おひねり予算:1000円
- 相手に提示する金額:9000円
さて、最後に超重要な話をします。
おひねりを渡すタイミングが超重要です
ここまで、おひねりの重要性と金額について解説してきましたが、一番大事なのは、「おひねりをいつ渡すか」です。
まず渡してもあまり意味がないタイミングをお伝えしますね。
NGなタイミング
それは「最初」と「最後」です。
「最初」というのは、すでにメッセージのやり取りで発注金額で合意した直後というタイミングです。
このタイミングは、すでに仕事を依頼されて動く気になっている状態なので、追加でお金を渡されても、渡されなくても、頑張ってくれます。だから敢えて渡さなくてもいいと思います。
また、「最後」というタイミングは、すでに納品が完了しているタイミングですよね。感謝の気持ちの表現としてはいいですが、この時点でおひねりをしても、納品クオリティが上がるわけではありません。
なので、物理的には、必要のない投資ってことになります。
どちらにせよ、おひねりの効果を品質に影響させたいなら、タイミングを大切にしましょう。
おすすめなタイミング
おすすめのタイミングは、「相手の本作業の直前」です。
ちなみに、ボクがよくおひねりを渡すタイミングは、以下の通り。
- すり合わせの直後、作業直前
- 提案の出し直しを依頼した直後
- 納品物第一稿から品質を上げたい時
こんな感じです。
すり合わせの直後、作業直前
例えば、仕事内容を相手とメッセージですり合わせをした後のおひねりは、「あなたとのすり合わせのやりとりは素晴らしかったです。これからの納品、期待しています!」というメッセージになります。
相手にいい意味でプレッシャーをかけることができます。
提案の出し直しを依頼した直後
提案の出し直しを依頼した直後のおひねりは、「納品物だけじゃなく、提案や準備のお仕事に価値があることを理解していますよ。」というメッセージになります。
提案を出し直したりするのって、正直めんどいので、回数が重なるとだんだんやっつけになっちゃったりする人もいますが、おひねりでそこのモチベーションをキープすることができます。
納品物第一稿から品質を上げたい時
第一稿が上がってきて、「あ・・・これは思ったよりやばいな・・・品質低いな・・・。」みたいになるのは「ココナラのあるある」かもですが、もう動き始めたプロジェクトを途中でキャンセルするとかは、なかなか難しいですよね。
となると、もうその人とやり抜くしかありません。品質を上げてもらうしかないのです。
そんなタイミングこそのおひねりです。
「あなたを信じています。プロとして働くあなたのやり直しの時間を、無駄にはさせません。次に期待しています。」みたいなメッセージが伝わります。
第一稿が受け入れられなかった時って、モチベーションダウンしやすいタイミングなので、ブーストかけるためにも、必要なタイミングです。
おひねりを使いこなして、相手の能力を130%引き出しましょう
というわけで、今回はココナラの活用術として、おひねりの使い方を解説してきました。
おひねりが有効な理由は以下。
- 褒められたら頑張る習性
- 返報性の原理が発動する
- おひねりを出す人が少ないため、レバレッジが効く
てこの原理で10倍くらいになって返ってくる感覚です。
なので、金額は10〜20%程度で十分効果発揮します。その分を最初から予算に組み込んでおくことをお勧めします。
またおひねりは相手に渡すタイミングが非常に重要。いいタイミングで渡せれば、良いブーストがかかります。
なのでおすすめは、「相手の本作業の直前」です。
ボクがよくおひねりを渡すのは以下のようなタイミングです。
- すり合わせの直後、作業直前
- 提案の出し直しを依頼した直後
- 納品物第一稿から品質を上げたい時
おひねりは、金額以上に相手のモチベーションとクオリティをブーストしてくれる傾向があります。
ぜひうまく活用してみてください!
今回はいじょーです!
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