当記事では上記の悩みに答えます。
会社に勤めながら、プログラマーをやったり、ブロガーをやったりしております!
ボクはあがり症でした。そして何より嫌いなのが会社で半強制的にさせられる朝礼のスピーチでした。
人前で話そうとすると、手も震えるし、足も震える。声も震えて、聞いてる人がそれに気づいてるような気がする。声はどんどん詰まっていくし、顔は赤くなっちゃうし。
気にすれば気にするほど、頭の中は真っ白になってしまうし。
今回はそんなボクがとある本と出会って、あがり症とうまく付き合えるようになった体験談です。
まず、ボクが参考にした書籍を紹介させてください。
あがり症を克服するために一番参考にした書籍=あがり症克服の教科書
以下の「あがり症克服の教科書」という書籍です。
こちらは年間300本以上の講演をこなす、Youtube講演家の鴨頭嘉人さんの書籍です。
↓この方見たことありませんか?
元マクドナルドの店長でありとあらゆる賞を総なめして、今はさまざまなビジネスを発展&挑戦している素晴らしい実績を持った方です。
これまであがり症克服のための本は何種類も読んで、いくつも試してきましたが、全然ダメでした。
が、
話し方のプロで、ボクが普段から敬愛する鴨頭さんが書いた本なら、きっと間違いないだろうと思って手に取ったのがきっかけです。
鴨頭さんは、本だけでなく、あがり症克服セミナーもやっていて、以下のようにYoutubeでも一部内容が公開されています。
で、この本を熟読して、実践した今のボクはどうなったかと言いますと、
あがり症はそれなりに克服できた
と思っています。
堂々と朝礼でスピーチできるようになったのはもちろんですが、研修の講師をやったり、何百人もの学生の前で会社説明会のプレゼンをしたりすることができるようになりました。
ただ、全然緊張しなくなったかというと、全くそうではなく、いまだに人前に立つと心臓がバクバクいいます。
でも、今のボクにとって、その心臓バクバクはむしろウェルカムです。
逆に、緊張しないと少し不安になります。笑。
以下を読んでいただければわかると思います。
先に言っておくと、緊張はなくなることはありません!
でも、うまく付き合えるようにはなるんです。
「あがり症克服の教科書」を読んで、ボクがどのように自分を変えたのか解説させてください。
朝礼のスピーチが苦手だった僕があがり症を克服するために行ったこと
結論から言うと以下の通りです。
- みんな緊張している事実を知った
- あがり症の本当の理由を知った
- 事前に練習するようにした
- トーク中は相手のことしか考えないようにした
- 緊張がバレた時の鉄板トークを作った
- 場数をこなした
では以下で詳細を解説していきます。ご覧ください。
1:みんな緊張している事実を知った
これは鴨頭さんのさんの本やセミナー動画でも言われていることですが、アンケートを取ると「日本人の9割」があがり症で悩んでいるそうです。
慣れた感じで、人前で堂々と話している人たちも、実は緊張してるってことです。
「手とか足とか声が震えるほど緊張するなんて、器のちっちゃい人間だなぁ・・。」というコンプレックスを自分に対してずっと感じていたので、これを知っただけですごく安心しました。
「緊張とか、ないんだよね〜」「俺は慣れてるからさ」とか言う人たちが周りにいて、それを聞くたびにコンプレックスが強くなっていたのですが、今思えば彼らも自分を鼓舞するために、強がっていただけなのかもしれません。
2:あがり症の本当の理由を知った
あがり症ってなんで怖いかっていうと、「何かわからないから」ですよね。
だから、正体を知ることはとてもいいことなんです。
鴨頭さんいわく、あがり症の正体とは、戦闘態勢に入ったからこそ起きる現象ってことらしいです。
大人数相手に話すのは、友達とカフェで話すのとは比べものにならないくらい大きなエネルギーを使いますから、それを見越して体が本能的に戦闘体勢に入るというわけです。
そうして、交感神経が活発になり、心拍数や血圧が上がることで、声が震えたり、手足が震えたり、心臓がバクバクいったりする。
これがあがり症の正体です。
オリンピック選手も、大会で普段以上の力を出したりしますが、それはこの戦闘体勢に入るおかげだそうです。
だから、あがり症で起きる症状は、全然悪いものじゃないし、むしろ戦闘体勢に入るからこそ、いいプレゼンができるってことです。
ちょっと思い返して欲しいんですが、学校ですげーつまらない授業をする先生っていませんでしたか?
あの人たち多分、授業することが生業なので、慣れすぎて戦闘体制に入ってないですよね。だからあんなに緊張感のない眠い授業ができる。
それに対し、緊張しながら話したあなたの話はどうでしょう?
緊張とうまく付き合えずに、プレゼンは失敗しているかもですが、それでも眠たい授業みたいな感じではないですよね。
つまり、相手に届くいいプレゼンをするためには、戦闘体勢に入って緊張することは、必要不可欠なことなんです。
あとは、その力を受け入れつつ、戦闘体勢時の有り余る力のコントロールを学ぶだけです。
ボクは、あがり症の症状が起きるたびに、ドラゴンボールの悟空がスーパーサイヤ人になる場面を思い出して、「よし、キタキタ・・・体は戦闘体制に入ったぞ・・・戦闘力がみるみる上がっていくぜ・・・!」と思うようにしています。
3:事前に練習するようにした
ここからは具体的な対策ですが、プレゼンやスピーチの前は徹底的に練習するようにしました。
あがり症で悩んでいた時のぼくは、周りでプレゼン得意な人たちが「俺は練習しないよ〜」「練習したら余計話しにくくなるじゃん」といってるのを見て、練習するのがカッコ悪いことだと思ってました。
「練習せずに話せるようにならないといけない」と思い込んでいました。
でも、上述したように、どうやら日本人の9割はあがり症で悩んでおりますので、彼らもきっと緊張しています。そしてきっと隠れて練習してるんです。
ボクは、スピーチ前は必ず台本を書き、何度も何度も通して、体に染み込ませるようにしました。
で、わかったことは、こんな感じだってことです。
- 練習しない1→たまたまうまくいけば緊張しない
- 練習しない2→うまくいかなければ超緊張する
- 中途半端に練習する→緊張する
- めっちゃ練習する→わりとコントロールできる
練習しないと、当日のできによって緊張するかどうかが決まります。そして中途半端に練習すると、失敗が怖くなって緊張します。
これでもかというくらいに練習すれば、自信もあるので、緊張をコントロールしやすくなります。
だからここまでやればいいのです。
ただ注意点ですが、台本の暗記はやめたほうがいいです。
なぜなら、本番、台本通りに話すことが目的になってしまい、相手に伝えると言う一番大事なことを忘れてしまいます。
それに、失敗してしまった時に柔軟に対応できなくなるからです。
おすすめの練習方法は、間違ってもいいし噛んでもいいので、「とにかくどんな状況であれ、最後まで通す練習」をすることです。
そうすると「自分はどれだけ間違っても最後まで到達できる」という自信に繋がり、本番のメンタルも結構安定します。
4:プレゼン中は相手のことしか考えないようにした
これは鴨頭さんの受け売りですが、プレゼン中は「相手にどうすれば伝わるか」だけを考えるようにしました。
プレゼンやスピーチ中に過度に緊張する時って、大体人の目が気になっている時です。
「あ、、、見られてる」「手が震えるのバレてるかも」「声が震えてるのを笑われてる気がする」みたいな感じですね。
これが、余計に緊張を促してることに気がつきました。
そして、何より「自意識過剰」であると気がつきました。
思い出してみてください。
自分が誰かのプレゼンとかスピーチを聞いてる時って、「話の内容」に気を取られているはずです。
プレゼンに集中して、相手のことだけを考えるようにすると、そんなこと考える余裕がなくなります。
↑結構これに関しては、頭ではわかってても、コントロールが難しかったです。意識しても自分のことが気になっちゃう時期もあり、練習や経験が必要でしたが、場数で改善されますよ。
5:緊張がバレた時の鉄板トークを作った
これがボクの中で一番大事なノウハウです。
先ほど「そんなに自分は見られていない」とは言ったものの、過度に緊張すると場の雰囲気的に「緊張に気づかれた感じ」になることもありますよね。
で、もしそうなったらどうしよう・・・という不安が余計に緊張感を増してくるわけです。
だったらどうすればいいのかというと、、過度に緊張してバレてしまった時用の鉄板トークを事前に作っておくといいです。
例えば、
「少し話はそれますが、ご覧の通り、今、非常に緊張してまして、手と声が震えております。ただ、この緊張というのはボクに取ってはありがたい存在でして。というのも、緊張っていうのは、体が興奮状態に入って起こる生理現象ですから、今目の前の皆さんに対して、絶対に伝えたいメッセージがあり、体がそれを察して、戦闘体勢に入ってくれてるってことなんです。ドラゴンボールでいうところのスーパーサイヤ人になってる状態で、しばらくエネルギーが強過ぎてコントロール不可の状態が続きますが、ご安心ください。ここからのボクのメッセージには、異常なほどにエネルギーがこもるはずです。」
↑これ人生で2回使ったことあるのですが、少し空気が和みまして、一気に緊張が解けました。
失敗した場合の、プランBを用意しておくことで、メンタルの安定につながります。
6:場数をこなした
あとは、もう場数をこなしました。
過度な緊張というのは、「戦闘体勢に入り過ぎ」な状況です。それってつまり「警戒しすぎ」な状態ってことです。
相手はフリーザなのに、警戒しすぎてスーパーサイヤ人3になってしまってるようなものです。
場数をこなすことで、場が読めるようになります。
ドラゴンボールの例えを続けるなら、相手の戦闘力を読めるようになり、大体どれくらい力を入れていけばいいのかがわかるようになるようなイメージです。
朝礼のスピーチは実は今も苦手です
今回はボクがあがり症を克服するためにやってきたことを書いてきましたが、冒頭でも伝えたように決して緊張しないわけではありませんよ。
過度に緊張することはだいぶ減ったってだけです。
ちなみに、朝礼のスピーチは今も苦手です(笑)
朝のみんなの顔はとても硬いし、緊張感ありますからね。
でも、その緊張感って、さっきも言ったように戦闘力を高めてくれるものですから、きっとなくなったらダメなんだと思います。
あがり症が消滅する=スーパーサイヤ人に返信できなくなる
ってことですからね。
なくすのではなく、押さえ込むのではなく、上手に付き合う方法を見つけるという姿勢が大事だと思います。
以下の本が、今回ボクがお伝えした「ボクなりのあがり症克服法」の骨格を作ってくれました。
きっとあなたもこれを読めば、自分なりの対策が見えてくるはずです!おすすめですよ〜!
というわけで今回はいじょーです!
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