中小企業診断士

中小企業診断士をとるまでの勉強時間は?【人の状況別に解説します】

中小企業診断士の資格を取るのにどれくらい勉強時間が必要か知りたい!

当記事では上記のような疑問にお答えします。

ジッキー
ジッキー
どうもーー!中小企業診断士のジッキー(@jikky_bongjing)でございますーーーーー!

中小企業診断士に合格するまでの勉強時間ですが、世の中的には約1,000時間とか言われてます。一次試験が750時間で二次試験が250時間。

正直、この数字合格者の僕から言わせれば「本当に〜?」って感じ。二次試験めちゃくちゃ難しかったですよ。1,000時間で合格する人って、相当勉強慣れしてると思うし、割と運も良い感じだと思う。

だから今回は、中小企業診断士の試験過程を科目や習得スキルごとに細かく分解して、それぞれの難度とかかる時間を根拠ありでお届けします。

また、勉強慣れしている人、その科目が得意な人、不得意な人などに分けつつ、あくまでも安定して合格できるラインに届く時間をお伝えします。

中小企業診断士をとるまでの勉強時間は?【人の状況別に解説します】

中小企業診断士をとるまでの勉強時間は?【合格者がリアルを教える】

中小企業診断士は以下のような試験です。1次試験は7科目。2次試験は筆記試験と口述試験があり4科目をクリアしなければなりません。

全部合格するために必要な時間はおおよそ以下の通り。

一次試験7科目合格→610時間〜1,690時間

二次試験4科目合格→220時間〜615時間

完全合格まで→830時間〜2,305時間

勉強時間を範囲で表示しているのは、人によって差があるからです。勉強に慣れているとか、数字が得意とか苦手とか、独学とか、そういう感じで。

では、興味ある方はこの先、細かく見ていきましょう。

ジッキー
ジッキー
全科目、人の状況によってどれくらい勉強時間が必要か解説しているので、全部読めば自分は何時間くらいかかりそうかという目処がたつと思いますよ!

まずは1次試験合格のためにかかる時間から!

中小企業診断士の一次試験合格に必要な勉強時間

中小企業診断士の1次試験合格に必要な勉強時間

各科目で、60点のラインを安定してクリアするという勉強時間のベースを考えます。必要な勉強時間は以下の通り。

  • 企業経営理論→100時間〜200時間
  • 運営管理→100時間〜300時間
  • 財務・会計→80時間〜300時間
  • 経済学・経済政策→100時間〜220時間
  • 経営法務→50時間〜220時間
  • 経営情報システム→50時間〜220時間
  • 中小企業経営・中小企業政策→80時間〜180時間
  • 各科目を頭の中でならす時間→50時間

合計すると、一次試験だけで、610時間〜1,690時間。独学の人、勉強慣れしていない人、暗記が苦手な人、得意な人など人の状況により勉強時間は変わります。

ただ、もちろん全部60点取る必要はありません。4割未満を1科目も取らずに、全体で6割あれば合格の試験ですから。

ですが全部6割取るつもりで勉強すると、一次試験をパスできる確率が格段に高まりますので、一旦確実に合格ラインを目指すために6割取るための勉強時間を紹介します。

企業経営理論【100時間〜200時間】

特に社会人で会社で働いていれば、結構感覚的に点数が取れる問題も多いですが、難しい年もあるので、油断はできませんね。

60点以上安定してとれるようになるためには、僕は100時間はかかりました。1日3時間勉強を1ヶ月頑張る感じです。

勉強量は、以下の通り。

  • テキスト3周
  • 問題集3周
  • 過去問2周
  • 間違いやすいところ重点的に。

知らないことがわかるのは面白いですが、きつい。勉強時間は、下記のようなイメージです。

レベル別必要勉強時間
  • 勉強慣れしている→100時間
  • 勉強慣れしていない→150時間
  • 独学だと上記に+50時間くらいのイメージ
ジッキー
ジッキー
ちなみに、勉強慣れしている人というのは、ある程度自分の頭の傾向とかがわかっていて、勉強方法を自分で考えられるような人のイメージです。以下も同じ。

運営管理【100時間〜300時間】

僕は工場とか縁のない会社で働いていたので、びっくりするくらいイメージできない科目でした。僕の中では最難関。

60点以上安定してとれるようになるためには、200時間はかかりました。1日3時間勉強を2ヶ月頑張る感じです。

勉強量は、以下の通り。

  • テキスト4周
  • 問題集4周
  • 過去問2周
  • 間違いやすいところ重点的に。

まず最初はイメージできるようになるのが大変です。また、工場だけでなく、小売店舗に関する問題も出たり、都市開発の問題も出ます。範囲広すぎ、日常からかけ離れすぎで、かなりきつい科目でした。

知らないことがわかるのは面白いですが、きつい。勉強時間は、下記のようなイメージです。

レベル別必要勉強時間
  • 工場の生産管理に携わっている人→100時間
  • 勉強慣れしている→200時間
  • 勉強慣れしていない→250時間
  • 独学だと上記に+50時間くらいのイメージ

財務・会計【80時間〜300時間】

僕は割と得意な科目でしたが、それでも範囲が広く、60点以上安定してとれるようになるためには、150時間はかかりました。1日5時間勉強を1ヶ月頑張る感じです。

勉強量は、以下の通り。

  • テキスト3周
  • 問題集3周
  • 過去問2周
  • 間違いやすいところ重点的に。

とにかく理屈を理解して、トレーニングあるのみの科目ですね。苦手な人は正直かなり時間かかると思います。

勉強時間は、下記のようなイメージです。

レベル別必要勉強時間
  • 財務に携わっている人→80時間
  • 勉強慣れしていて、数字得意→150時間
  • 勉強慣れしていて、数字不得意→200時間
  • 勉強慣れしていない→250時間
  • 独学だと上記に+50時間くらいのイメージ

経済学・経済政策【100時間〜220時間】

僕は割と得意な科目でしたが、それでも60点以上安定してとれるようになるためには、100時間はかかりました。1日3時間勉強を1ヶ月頑張る感じです。

勉強量は、以下の通り。

  • テキスト2周
  • 問題集3周
  • 過去問2周
  • 間違いやすいところ重点的に。

主に経済学の方を重点的にやりましたね。「なぜグラフがこの形になるのか」を自分なりに腹落ちさせる作業でした。経済政策は出題範囲が無限に思えたので、頻出分野以外はほぼ捨てました。

勉強時間は、下記のようなイメージです。

レベル別必要勉強時間
  • 勉強慣れしていて、数学得意→100時間
  • 勉強慣れしていて、数学不得意→150時間
  • 勉強慣れしていない→200時間
  • 独学だと上記に+20時間くらいのイメージ

経営法務【50時間〜220時間】

僕は完全に苦手分野でした。暗記が苦手なんですよ。60点以上安定させるのに150時間はかかりましたね。集中できませんでした。1日5時間を1ヶ月くらいやったイメージです。

勉強量は、以下の通り。

  • テキスト3周
  • 問題集4周
  • 過去問2周
  • 間違いやすいところノートまとめて何度も重点的に。

勉強時間は、下記のようなイメージです。

レベル別必要勉強時間
  • 法務に詳しい人→50時間程度
  • 勉強慣れしていて、暗記が得意→100時間
  • 勉強慣れしていて、暗記が不得意→150時間
  • 勉強慣れしていない→200時間
  • 独学だと上記に+20時間くらいのイメージ

経営情報システム【50時間〜220時間】

こちらも完全に暗記科目。僕は完全に苦手分野。それにIT用語なんてさっぱりで、アレルギーさえ出ました。60点以上安定させるのに、150時間はかかりましたね。いくらやっても頭に入ってこないんだもの。1日5時間を1ヶ月くらいやったイメージです。

勉強量は、以下の通り。

  • テキスト3周
  • 参考書2周 ※リンクは下記
  • 問題集4周
  • 過去問2周
  • 間違いやすいところノートまとめて何度も重点的に。

あまりに用語の意味がわからなかったので、下記の用語解説を読みながら進めました。

 

勉強時間は、下記のようなイメージです。

レベル別必要勉強時間
  • ITに詳しい人→50時間程度
  • 勉強慣れしていて、暗記が得意→100時間
  • 勉強慣れしていて、暗記が不得意→150時間
  • 勉強慣れしていない→200時間
  • 独学だと上記に+20時間くらいのイメージ

中小企業経営・中小企業政策【80時間〜180時間】

出題範囲は狭いのですが、覚えることが多すぎな地獄の暗記科目です。僕は60点安定させるのに100時間はかかりました。

勉強量は、以下の通り。

  • テキスト3周
  • 問題集4周
  • 過去問はやらず ※毎回データが異なるため
  • 間違いやすいところ重点的に。

とにかく覚えるのがマジで大変です。これは通信講座などの予備校必須。独学だとかなりきついです。どこ覚えたらいいかわかりませんので・・・。

勉強時間は、下記のようなイメージです。

レベル別必要勉強時間
  • 勉強慣れしていて、暗記が得意→80時間
  • 勉強慣れしていて、暗記が不得意→100時間
  • 勉強慣れしていない→150時間
  • 独学だと上記に+30時間くらいのイメージ

各科目の知識をならす【50時間】

さて、これまでは全ての科目について、どれくらい勉強時間がかかるかって話でしたが、実際に試験に近づいてきたら、全科目をある程度均等に頭に入れておく必要がありますよね。

当然直近勉強した科目ははっきり覚えているでしょうけど、昔に勉強した科目は覚えていませんから、各科目の知識を頭の中でならす必要があります。

まぁ思い出し直したりすることも含めれば、ざっくり見積もって50時間はかかると思いますね。

中小企業診断士二次試験合格に必要な勉強時間

中小企業診断士二次試験合格に必要な勉強時間

二次試験は完全に鬼門です。ここの合格に10年かかる人もいます。

4科目あり、各科目で、Aのラインをクリアするというベースで考えます

一次試験を合格している知識レベルで考えれば、必要な勉強時間は以下の通り。

  • 事例1(知識)→30〜50時間
  • 事例2(知識)→20〜30時間
  • 事例3(知識)→30〜75時間
  • 事例1〜3の回答スキル→100〜200時間
  • 事例4→30時間〜200時間
  • 口述試験→10時間

合計すると、220時間〜565時間です。

二次試験の筆記試験は、選択式ではなく、自分の頭の中から答えを出さなければいけませんから、もう一つ上のレベルで知識を頭に入れておかなければなりません。

>選択式の問題→選択肢にあれば思い出して答えられる

>記述式の問題→情報がなくても知識を頭の中から引っ張り出せる

ジッキー
ジッキー
二次試験はぶっちゃけ当日たまたまよくできたりすると、合格できる試験ですが、安定的に合格できるレベルに達するには相当時間かかります。

今回紹介する勉強時間は、安定して合格ラインに乗るための時間です。では一つ一つ見ていきましょう。

事例1(知識のインプット)【30〜50時間】

事例1は「経営戦略とか人事戦略」について出題されるわけですが、比較的勉強すればするだけ形になりやすい科目です。

まず一次試験に合格した知識があるため、それを深めていく感覚です。僕がインプットのためにやった勉強量は、以下の通り。

  • 二次試験用のテキストの知識カードを定着するまで

使った二次用のテキストは以下です。

 

特段その他書籍も読んでいません。

勉強時間は、何もなくても知識を頭から引き出せるレベルになるために下記のようなイメージです。

レベル別必要勉強時間
  • 勉強慣れしている→30時間
  • 勉強慣れしていない→50時間

事例2(知識のインプット)【20〜30時間】

事例2は「マーケティング戦略」について出題されるわけですが、割と覚える知識は少なく、ライティングスキルに依存する科目です。

事例1と同じく、一次試験に合格した知識があるため、それを深めていく感覚です。僕がインプットのためにやった勉強量は、以下の通り。

  • 二次試験用のテキストの知識カードを定着するまで
  • 書籍2冊

使った二次用のテキストは事例1と同じ。あとは、作問に携わっている先生の考え方を知るために下記の2冊を読みました。

勉強時間は、下記のようなイメージです。インプットにはそんなに時間かかりません。

レベル別必要勉強時間
  • 勉強慣れしている→20時間
  • 勉強慣れしていない→30時間

事例3(知識のインプット)【30〜75時間】

事例3は「生産管理」について出題されるわけですが、イメージが非常にしにくいものの、知識をしっかりとつけて武装すれば、点数が伸びていく科目です。

一次試験に合格した知識があるため、それを深めていく感覚です。僕がインプットのためにやった勉強量は、以下の通り。

  • 二次試験用のテキストの知識カードを定着するまで
  • 書籍1冊

使った二次用のテキストは事例1と同じ。あとは、より生産の現場をイメージするため、作問に携わっている先生の考え方を知るために下記の1冊を読みました。

 

勉強時間は、下記のようなイメージです。結構僕は時間がかかりました。これは得意不得意があると思いますね。

レベル別必要勉強時間
  • 生産管理に携わっている→30時間
  • 勉強慣れしている→50時間
  • 勉強慣れしていない→75時間

事例1〜3の回答スキル【100時間〜200時間】

事例1〜3の知識面はここまでご紹介したような勉強時間で十分ですが、二次の筆記試験では特に回答するためのスキルは求められます。

具体的には、以下のような力ですね。

  • 与えられた文章を読解する力
  • 情報を整理する力
  • 質問に対して適切な知識を引っ張ってくる力
  • 紙面で知識をアピールする力
  • 制限文字数にキーワードをおさめる力
  • 制限時間内に最大限点数を取る力

選択式では単純にマークすればいいですが、二次試験で求められる力は上記の通り全然レベルが違います。

ここが合格レベルに達するのにかなり時間がかかります。知識というよりは能力やスキルなので、習得に時間がかかるのです。

やることは以下のようにとにかく問題演習あるのみです。僕は2次試験に特化した予備校に通いました。

  • 事例1の予備校の演習問題・過去問含めて20回分
  • 事例2の予備校の演習問題・過去問含めて20回分
  • 事例3の予備校の演習問題・過去問含めて20回分

かかる勉強時間は以下の通り。

レベル別必要勉強時間
  • 文章を書くのが得意→100時間
  • 文章を書くのが苦手→200時間
  • 独学だと+50時間

オススメは予備校に行って、型を覚えてしまうことですね。また予備校に行けば問題演習をいくつもこなすことができますよ。

事例4【30時間〜200時間】

事例4は「財務」について出題されるわけですが、これは典型パターンを掴み、計算ができるようになれば、問題なく点数が伸びていきます。ただし、数字が苦手だと非常に不利になる科目でもあります。

覚える知識はそこまで多くありません。筆記のライティングスキルに時間もかかりません。事例4攻略で、圧倒的に大事なのは、計算問題をこなすことです。

  • 二次試験用のテキストの知識カードを定着するまで
  • 問題集1冊3周
  • 模試を含む問題演習15回分
  • 過去問1周
  • 間違いやすいところ重点的に

使った二次用のテキストは事例1と同じ。あとは、難問対策のために公認会計士用の下記の1冊の問題集を3周し、過去問や予備校で配られる問題演習をひたすらにときました。

勉強時間は、下記のようなイメージです。僕は結構得意な方です。

レベル別必要勉強時間
  • 財務に携わっている→30時間
  • 勉強慣れしていて数字が得意→100時間
  • 勉強慣れしていて数字が苦手→150時間
  • 勉強慣れしていない→200時間

口述試験【10時間】

口述試験はぶっちゃけ、ほとんど合格します。

何も答えられないとならないように、筆記試験で見た問題を見直す程度で十分です。

10時間程度ではないでしょうか。

中小企業診断士合格に必要な勉強時間まとめ

中小企業診断士合格に必要な勉強時間まとめ

いかがでしたでしょうか。

世の中で言われている1,000時間を鵜呑みにすると結構痛い目に合うだろうなぁと思って、今回このように詳細を書いて見ました。

改めてまとめると、全部合格するために必要な時間はおおよそ以下の通り。

一次試験7科目合格→610時間〜1,690時間

二次試験4科目合格→220時間〜615時間

完全合格まで→830時間〜2,305時間

頭の良さや、経験、得意不得意に、かなり必要な勉強時間がぶれる試験ですから、自分だったらこれくらいかかるだろうなぁっていう算段が大事です!

では今回は以上です!

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